Q.整体をすると私の痛みは消える?
A.私の考え方として「あなたの痛みの原因はなんだろう?」をあなたの身体に触れながら、あなたと一緒に考えるのが私の整体方法です。痛みと言っても様々「病や疾患」「筋肉の緊張」「飲食の偏り」など。
もし、あなたの痛みが「筋肉の偏り」なら施術をし、効果的なストレッチを教えます。
もし、あなたの痛みが「筋肉量が不足」ならトレーニングメニューを教えます。
もし、あなたの痛みが「病や疾患」の疑いがあるとわかったら病院を勧めます。
もし、あなたが「痛みを予防」したいなら施術を通して筋肉の柔軟性や関節の可動域を増やします。
知識として
1,力む 2,動き 3,回数
施術する側がコリをほぐすときも
受け手自身がコリをほぐすときも
コリの発生している部位に70%くらいの力を入れて、軽く痛みが出る位置まで動かし、元に戻す。これを数回繰り返す。
(高負荷、高回数は身体が慣れるまでは厳禁。)
コリとは?:
ケガ、ダメージ、痛みは血液が修復する。
血液の流れが変化すると体にシグナルを出す。
心臓からは新鮮で温かい血液が全身に流れるのが通常。
しかし筋肉の動きが少ない部位は血液が滞る。
体が発する「この部位は血液が滞っている」というシグナルが痛みと冷え。それがコリの基本的な考え方。筋肉は「伸びる」「縮む」「ねじる」この3つの作用しかない。
坐骨神経痛
坐骨神経痛 一般論
坐骨神経痛とは、「症状」の表現であり、病名ではありません。「坐骨神経痛」の名前が示すとおり坐骨神経が圧迫されることによって生じる「神経痛」を総称して坐骨神経痛と言います。
坐骨神経とは腰椎4番目・5番目の神経と仙骨の前面から出て梨状筋の下を通り、大腿後面中央を下行、膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれ下肢~足裏に走行する、人体の中で最も大きい神経です。 坐骨神経痛は、この坐骨神経が圧迫などの障害を受けた為、腰・臀部~下肢にシビレや疼痛を発症するものと言えます。
多くは腰椎椎間板ヘルニアが原因と言われていますが原因は様々です。他には、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症などが坐骨神経痛を引き起こす原因としてあげられます。
坐骨神経痛のほとんどが仙腸関節を主とした関節の機能障害が原因だと考えています。
でん部から下肢に至る痛みやシビレが起きると、その原因を調べに整形外科にかかると思います。多くの病院では最初にレントゲン検査やMRI等の検査を行います。検査の結果、腰部椎間板ヘルニアやすべり症、変形性腰椎症等の異常があれば「あなたの痛みやしびれの原因は○○です」と言えるのですが、画像上異常がなく原因がわからない場合が多々あります。
しかし患者さんを前にしてわかりませんでは格好がつきませんので、医師は痛みがちょうど坐骨神経のある場所なので「あなたの痛みは坐骨神経痛ですね」と、とりあえず取り繕うかのように言います。しかし、上記の整形外科一般論にもあるように、坐骨神経痛は症状の事であり病名ではありません。ですから「あなたは坐骨神経痛です」という事は、腰痛の患者さんに「あなたは坐骨神経に沿った痛みがあるのですね」と言っているに過ぎません。坐骨神経痛と病院で言われた方は全員が診断されていないと言っても過言ではありません。 原文:望クリニック
自分でコリをとる
漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)
漸進的筋弛緩法のやり方
- 約10秒間ほど力を入れて体の部位を緊張させる。
- 緊張をゆるめたら、約15秒~20秒間ほど脱力する。 これを体の各部位ごとに行う。
※強い痛みや過度な力は厳禁。自分の身体の様子を見ながらゆっくりと。
メモ:筋弛緩法はあらゆる部位に有効。動画内では「間違った使用の恐れ」があるため60%程度の力で行っているが、徐々に出力をあげて80%ぐらいまで上がれば効果は高い。
「肩がこった」「スネがこった」「背中がこった」と思った時に筋弛緩法。1日1回でも数回でもよい。大事なのは「呼吸を止めずに行うこと」
・基本と効果と部位別弛緩法:日経ビジネス
フォームローラー
フォームローラーは自力で出来る整体。
(特にピーナツ型はオススメ)
使い方がわかるまではそれなりに勉強も必要。
使い方のコツは
「ちょっと痛いけど気持ちいい」
部位・悩み別:トリガーポイント
部位・悩み別:マッサージボール
メモ:フォームローラーでケガをしたという報告があった。しかし読んで見ると、フォームローラーに体重を預けたまま同じ姿勢で数十分。時には眠ることもあったという。
フォームローラーの原則は同じ姿勢で1分以上いることは絶対にダメ。それは血管目線で考えればよくわかる。1分でも同じ個所が圧迫され血液が流れなければ細胞には特大のダメージが加わる。それが30分、まして数時間血液循環がうまくいかなければ大ケガになって当然。
正しい使い方をすればこれほど有用な道具もない。
出張整体
整体依頼時の家準備
1時間の整体は、施術を受ける人の身体は筋肉収縮をし続けており、普段使用していない血液も腎臓に送られます。しかし水分が不足していると血液循環がうまくいきません。出来れば、施術前と施術後に水を飲むと効果は高いです。
よくある質問
Q.足が辛い、歩くと突っかかる、歩きにくい。
A.もしかしたらシンスプリント。シンスプリント=スネの筋肉が伸びきった状態。陸上選手に多いと言うが「歩行しすぎ」「歩行しな過ぎ」ても体にはよくない。長時間スネが「伸びている」のか「縮んでいるのか」どちらにせよ、バランスを整えてあげるのが肝要。カーフレイズ、もしくは足関節の背屈を筋弛緩法でほぐす。
Q.首が痛い、でも他人に触られるのは怖い
A.非常によくわかります。首に限らず、他人に身体を触られるというのは抵抗があるのが当然です。特に初回は「どういうことをされるのかわからない不安」が無意識に体を緊張させます。力を抜いているようでいても施術後には緊張からの解放でドッと疲れたりするものです。整体において最も重要なのは信頼なのでしょう。「この人なら安心して体を触らせられる」と心と体が認識してからが本当の整体の始まりです。体がしっかりとリラックスしてる状態でないとコリは見つかりません。ですので「首が痛い、整体して」と依頼があっても成果が出るまで数回はかかります。
Q.首が痛い、でも他人に触られるのは怖い
A.非常によくわかります。首に限らず、他人に身体を触られるというのは抵抗があるのが当然です。特に初回は「どういうことをされるのかわからない不安」が無意識に体を緊張させます。力を抜いているようでいても施術後には緊張からの解放でドッと疲れたりするものです。整体において最も重要なのは信頼なのでしょう。「この人なら安心して体を触らせられる」と心と体が認識してからが本当の整体の始まりです。体がしっかりとリラックスしてる状態でないとコリは見つかりません。ですので「首が痛い、整体して」と依頼があっても成果が出るまで数回はかかります。
赤枠は人が日常で動かす「手」の動作範囲になります。手は頭の位置より高い位置、腰より低い位置で作業をすることはありません。それに加え目線もやや斜め下方を見ることが多いので、首は自然に前傾となります。さらに言えば、生活のほとんどは「引っ張る」ことが多く、腰は長時間同じ姿勢であることが多い。
ストレッチは「伸ばす」という意味です。筋肉は「縮む」「伸ばす」「ひねる」この3つの動作しかありません。パソコン作業が中心の方であれば、手と目線はいつも同じ位置でしょう。その逆の動作をゆっくり行います。手を大きく後方に伸ばし、目線は空を見上げます。そしてギュッと縮ませ大きく回旋させる。ストレッチとは日常動作から逆算して考えるものです。
Q.整体が終わった直後は調子が良くなった気がする。でも1週間もするとなんだか前より調子が悪くなったような気もする。
A.整体の効果は1~2時間後に実感が出来て、2~3日持続すると言われています。でもそんなの聞くと「じゃあ、週2回通います!」とか「そんなには通えない。どうしよう」という話になりますが、違うんです。「整体で少し動くようになった体をストレッチやトレーニングで可動域を広げていく」ということになります。
ここに書くのは私感のみ
1.整体を【血液の循環】に重心を据えて考える。疼痛の多くは血液・老廃物質の滞り。筋肉の伸縮で血流循環を意識し[整体手技][本人の運動][原因究明]を考える。
2.[整体手技]1,筋繊維の稼働する方向へ圧を加える。2,関節に動きを与える。手技療法は「伸」より「縮」のほうが得意。
3.[整体手技]回数は大事。こだわった1回より、大きく捉えた50回。1周でダメなら2周3周してみて確認。安易な判断を早々に下さないこと。
4.[本人の運動]筋肉の損傷は血液とタンパク質が修復する。損傷した箇所に施術は禁忌。保存療法がいいのか運動療法がいいのかはよくよく吟味。
5.[本人の運動]1,負荷をかける 2,筋肉を伸縮+ねじる 3,呼吸をスムーズに行う・筋トレ、ストレッチ、ヨガは全て上記原則の応用。負荷をかけないと回数がかさみ、筋肉よりも関節への負担が多くなる。
6.[原因究明]1,心臓の温度は約40℃。その他臓器は38~39℃。2,日本人の体温平均は36.8℃。
・肩がこる人は肩が冷たい。冷え性の人は足・手が冷たい。
・冬は故障しやすい。冷気で筋肉が締まり、血流を阻害し神経を圧迫する。
3,子どもは風の子。冬でも半ズボン。
上記、共通するのは「心臓から流れる高温の血液が末端まで届くか否か」入浴・サウナで血管が膨張し、一時的な血流改善が見られるが短期的。血液は心臓のポンプ作用と筋肉の伸縮作用で血管を動かす、二つの作用で全身に滞りなく血液を運ぶ。
7.[原因究明]背骨の両側にある睡眠時以外は常に緊張状態にある「脊柱起立筋」。(別名:抗重力筋=重力に対して姿勢を保つ筋肉)脊柱起立筋がこると睡眠障害、肩こり、腰痛、背筋痛、頭痛。ほぐれた状態は、快眠、肩軽い、腰楽、背筋ピーン、頭シャッキリいいことだらけ。
※背骨・脊髄神経を強烈に保護する目的でもあるため、非常に頑丈。脊髄神経・交感神経に直接触れる筋肉でもあるため、脊柱起立筋をほぐすとセロトニン分泌及び副交感神経優位になり意図せず眠りに落ちることもある。
8.【コリ】は血液循環不順。毛細血管は筋肉の収縮で末端まで血液を運ぶ。しかし同じ姿勢や筋肉の【収縮】のどちらかへの偏り。伸びきった状態でも縮み切った状態でもやはりコリは発生する。細胞に届くはずだった栄養と、細胞から運ばれるはずだった疲労物質が滞ると「発痛物質(プラスタグランジンやブラジキニン)」が生成され体ににシグナルを出す。
9.毛細血管は筋肉の収縮で血液を運ぶが、収縮されない期間が長い場合、その血管はしぼみ、最終的には閉じてしまう。【ゴースト血管】などと言われる現象に陥る。しかし、閉じてしまった血管も適切な運動や外部からの刺激により再生する。
10.①運動②入浴③整体。どれも血管を拡張させるが②入浴だけが持続性に乏しい。問題は「筋肉への刺激」ではないかと考える。外部からの指圧等による圧迫は、受け手側は押されているだけではない。圧迫に対して、自身の体を均衡に保とうとする「反射運動」が無意識化で行われている。完全な弛緩状態のように見え、眠りに落ちている中でも施術中運動できている。
11.「骨から肉をはがす」という表現。人体で最も重要なのは「神経」。全ての神経は頑丈な骨に包まれる、または骨のすぐ横にあり筋肉でカバーされている。そして筋肉にコリが発生し、強く固まっていくと神経を圧迫し始める。はじまりは痛み、そして次第に痺れと変わっていく。痺れを解消するために骨の近くの筋肉を圧迫し「骨から肉をはがすイメージ」で施術をする。
12.長らく通わなかった血液と、溜まった疲労物質が運搬されはじめ、正常な血液循環が行われると新鮮で暖かな血液が流れ末端から温まり始め、損傷した細胞を修復するために「ムズムズと小さな虫が這っている」ような感覚になる。
13.「筋肉の緊張をほぐし、骨を正しい位置に戻す」間違った姿勢で長時間、または長期にわたって繰り返し筋肉を使い続けたため、骨が歪む。正常な位置に戻すためには「歪んだ筋肉の緊張を緩和」。骨には正常な位置に戻ろうとする力が備わっているので阻害する筋肉が緩むことで自然と元に戻るというのが整体の考え方。
14.1.人間の身体は「食べ物」「水」「空気」で作られる。
2.筋肉の損傷はタンパク質と血液が修復する。
3.毛細血管及び細小動脈は筋肉の収縮運動で血液を運搬する。
タンパク質とバランスの良い食事、コーヒーやジュースではなく「水」を飲む、体内の息を吐き良い空気をたっぷり吸う。体調不良時にまず見直す。
15.・整息、正しく呼吸する
・整心、正しい呼吸は心を整える
・整体、そして体を整える
息が整うと心が落ち着き、体の調子が良くなるという話。ヨガ、太極拳、マインドフルネス、座禅が一番重視するのは『呼吸』。
16.施術前、施術中、施術後に「ゆらす」触診して違和感を見るために緊張した箇所にどれだけ緩みが出来たかの確認に緩みが出来た状態でゆらすと骨はニュートラルポジションに戻る。一度の施術でもどることもあれば数回を要することもあるが確実に正常な位置へと戻る。
17.血液は良い物も悪い物も運ぶ。淀んだ血液が運ばれれば新しい血液が運ばれる。
【豆知識】
・六訂版 家庭医学大全科
健康な人でも、体を使わないと筋肉の萎縮いしゅく、関節の拘縮こうしゅくは意外と早く進行します。安静による筋力低下は、1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%にも及びます。一度低下した筋力低下を回復させるためには長くかかり、1日間の安静によって生じた体力低下を回復させるためには1週間、1週間の安静により生じた体力低下を回復させるためには1カ月かかるといわれています。
・「つる」とは、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こし、元に戻らない状態をいいます。 一般的に、急に体を動かしたときに起こりやすい症状ですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が原因で起きることがあります。伸びっぱなしの反対側は縮みっぱなし、逆もまた然り。整体は「伸びているものを縮める方が得意=緩める」つっている部位をほどくように施術。釣っている場所はピンと線がはっているからすぐわかる。関節と筋肉の関係を理解しながら痛みのでている場所から逆算していく
・[論文:人間の触覚の限界]人間の指は、13ナノメートルの小さな隆起が付けられた表面と、何もない表面を区別することができるとのこと。触覚の限界の検証には、微細組織の触覚が、「表面摩擦」と「隆起の幅(サイズ)」に対してどのように反応するかに注目。300ナノメートルから90ナノメートルの幅の隆起を刻んだ表面サンプルと、7ナノメートルから4.5ナノメートルの高さの隆起を刻んだ2種類の表面サンプルを、化学的に同一の物体で16枚作成しました。
次に、実験の参加者たちにランダムで2種類の表面サンプルのペアを配り、人差し指でサンプルをなぞって、垂直につけられた隆起がどの方向を向いているかを答えてもらう、という方法がとられました。一見すると何も刻まれていない表面サンプルを触った参加者たちは、最小で幅760ナノメートルのサンプルと、高さ13ナノメートルのサンプルまで識別できたとのこと。
※10ナノは大体針の先端くらいのサイズ。
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