韓国語の勉強を再び始めました。
韓国語を上達させたいというよりも、
語学をマスターする効率的な方法や、
マスターするまでの道のり
を再確認したかったから。
2022年3月、私の知っている韓国語の語彙数は500〜800くらい。英語でいうと英検5級〜4級、中1レベルです。
おそらく英語を習っている皆さんも
始めたてはこのくらいのレベルだったと思います。
英語と韓国語という言語の違いはあっても学習の開始が同じくらいのレベルであれば、勉強法も習得の過程もだいたい同じなはず!
私が勉強しながら再確認したこと、新たに気づいたことなどをシェアしていけば、英語を学習している皆さんの何かヒントになるのではないかと思ったのです。
年代別の単語量
母国語のおおよその習得数は
2歳児:200~300単語
3歳児:900~1000語
5歳児:2000~2200語、聞いて意味がわかるものが7,000~10,000語。
6歳児:2,600単語、聞いて意味がわかるものが20,000語。
世界中の子どもが大体このくらいだと考えてみてください。
これは例えるとこういうことになります。
500語以下:会話投げっぱなし型
場面が限定された状況の中で
(買い物、道を尋ねる、宿泊施設等)
・身振り手振りで自分の要求を伝えることができる。
・相手の言っていることはほぼ理解不能。
えーっと
Will you tell me the way to the Imperial Hotel?
It is $#&`★⌘
???
道を聞くたびに指さされた方向に進むことでホテルに辿り着くことができる。
自分の伝えたいことを投げかけて、なんとか目的を達成できるけど、コミュニケーションにはなっていないレベル。
キャッチボールで例えるなら
ボールを投げることはできるけど、キャッチすることはできないボール投げっぱなし型
1,000語以下:会話1往復型
こちらも
場面が限定された状況の中で
(買い物、道を尋ねる、宿泊施設等)
・自分の言いたいことをなんとか伝えることができる
・相手からの返事が自分の想定内だったら理解することもできる。
なんとか会話が1往復可能になってきます。
What are you going to do tomorrow?
I’ll go shopping to the mall.
In that mall, I have a recommendation for a good restaurant. $#&`★⌘……
???
相手の言っている内容が自分の想定内だったら理解することは可能だが、想定外の話になると会話が続かなくなる。
キャッチボールで例えるなら
相手が自分に取りやすい球を返してくれたら受け止めることもできる、ボール1往復可能型
2,000語以下:会話結構続く型
日常や自分の行動範囲のことを
・自分の言いたいことを言葉だけで伝えることができる
・相手からの返事を理解することもできる。
易しい表現、短い文章であれば会話として成り立ってきます。
What are you going to do tomorrow?
I’ll go shopping to the mall.
In that mall, I have a recommendation for a good restaurant.
Oh, what kind of restaurant is it?
It‘s famous for its pasta.
5歳児は日本で言うと『幼稚園児の年長さん』。
クレヨンしんちゃんも5歳児ですね。
2,000語あれば
・友達同士でおしゃべり
・おもしろい冗談
・自分の住所や年齢の説明
・自分で物語を作れる
などなど。
5歳児との会話は案外長続きするように
2,000語というのはスムーズな会話の入り口になります。
10,000語以上:会話自由自在型
成人を迎えた頃には母国語の単語は20,000~30,000語習得していて、50,000語以上の単語は理解できるそうです。いわゆる「ペラペラ話せる」という一般的なイメージになります。
しかし、私たち日本人にとって、英語を日本語と同じレベルで「ペラペラ話せる」ようになるには、日常的に英語を使う環境で何年も生活しない限りは到達することは難しいです。
ノンネイティブスピーカーである日本人にとっては、5歳児レベルの英語力を目指すことが到達可能な学習目標ではないかなと思っています。
私の英語習得語彙数が約12,000語、理解できる単語が20,000語くらい。
(2022年5月現在)
話すことも聞き取ることもスムーズですが
・場面転換の忙しい映画
・ネイティブ同士の会話
などを聞き取るのはやはり難しいです。
※語彙習得や言語に関しては様々な論文や諸説があります。
語学学習者のあるある旅行体験
海外旅行に行った人の多くがこう言います。
こちらの言いたいことはなんとか言えたけど、相手から返ってくる返事が理解できない
知らない単語はいくら聞いても、わかりません。
単語量が1000個以下では
・レストランでの注文が理解してもらえない
・道を尋ねても返ってくる答えが聞き取れない
・ホテルのフロントで観光情報を尋ねてみても、何の説明なのかわからない
などなど戸惑いの連続で、楽しみだった旅行がガッカリ。なんていう話もあるあるですね。
私が韓国語を勉強した実感として、
800語程度の語彙数の時点では、話されているものはほぼわからなかった。
1,500語になると、簡単な内容の話だと、ところどころ聞き取れるので、そのところどころをつなぎ合わせると、「こんな話かな」となんとなく理解できるようになってきました。
私は常に自分の英語の生徒さんにまずは
2,000語を目指しましょう!
と言っているので、自分が2,000語習得する日がとても楽しみです。
それと
・文法は文の作り方の仕組みなので
【基本文法を知ること】
がとても大事で語学習得の近道。
初級の会話は現在形・過去形・現在進行形・未来形を使いこなせれば十分だと思います。
実際、私が知っている韓国語の文法は、その現在形・過去形・現在進行形・未来形とcanの使い方だけ。
その単純な文法に当てはめる単語をたくさん知っていれば十分会話は成り立つと思っています。
まずは「単語2,000語」と「基礎文」をしっかり身につける(「知っている」ではなく「使える」)ことを最初の目標にしましょう。
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